ボートレーサーに憧れこの世界に飛び込んできた西橋奈未だが、その想いと決意は人並みではない。
今年3月15日、レース中の事故で頭蓋骨骨折の大けがを負いながらも、4月3日から開催された“G1宮島周年記念”で復帰。ファン・関係者を驚かせたが、その内なる心を伝えてくれている。以下のとおりだ。

「いつも応援してくれるファンの皆さまには感謝しかありません。
水上に出るとたくさんの名前入りタオルがハッキリ見え、力になっています。
頭部の大ケガをしてから今年4月の宮島の周年記念で復帰しましたが、あの大会は同期の實森美祐もあっ旋されていたこともあり、何としても走りたかったです。周年記念に呼んでいただけたことへの感謝もありました。
また、『無事故完走』の横断幕をつくってもらいファンの皆様の温かな気持ちをひしひし感じています。
これからも、逆境や試練にくじけることなく、それに打ち勝つカッコいい生き方を体現し、結果を出すことでファンの皆さまの期待に応えていけるよう努めていきます」。

選手とファン相互の共感がボートレース界をつくっていることを西橋奈未は教えている。