BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:坪井康晴
    3959
    坪井康晴
    /静岡
  • 画像:寺田祥
    3942
    寺田祥
    /山口
  • 画像:石渡鉄兵
    3716
    石渡鉄兵
    /東京

SGレーサー参戦の注目の5日間シリーズ開催!

11月30日(木)から12月4日(月)までの5日間の日程で開催される『JESCO杯』は、看板レーサーが明確なシリーズ。参戦メンバーのターゲットもハッキリしています。
その看板は寺田祥&坪井康晴のSGレーサーふたり。絶対的な存在感を示すはずです。

とりわけ、賞金ランキング5位につけている寺田祥選手は若松・ボートレースメモリアルでSG初戴冠。11月には児島GⅠも制し波に乗っています。強烈なまくり差しを武器とする歴戦の雄は飾り気のない『地金の人』。本物だからこそ変色もしないし錆びません。浜名湖の水面を我がものとするシリーズとなる可能性大です。

続く、坪井康晴選手は三国周年を含め今年V2。平和島ダービー後のフライング休みのためチャレンジカップに参戦できず、賞金ランキングは18位から21位へ…。残念ながらグランプリ・シリーズ戦回りとなってしまいましたが、粘りある戦いは終始一貫。勝手知ったる地元水面を遠征勢に自由にさせないことでしょう。

この両者に追随するのが、中辻崇人&石渡鉄兵の2選手。
特に、ここまで若松(1月)・宮島(2月)・若松(3月)・児島(6月)・若松(7月)・江戸川(11月)で優勝。今年V6と堅調なのが中辻崇人選手。遅れのない的確なスタートが持ち味で、優位なカタチで1マークに入るだけに大崩れはありません。70.0%の3連対率は信頼に値します。

また、SG常連、下関チャレンジカップにも参戦していた石渡鉄兵選手は、人柄同様レースも質実剛健。今年4回のタイトル戦優勝は実力そのままです。2015年7月以来の浜名湖3つ目の優勝は遠くありません。

そのほか…
下関・レディースチャレンジカップは残念ながら優出できませんでしたが、女子賞金ランキングは10位圏内につけている川野芽唯選手

浜名湖は過去V4とドル箱にしている、今や愛知のベテランレーサー・都築正治選手

一時期、2期連続A2と調子を落としていたこともありましたが、来期は6.44でA1復帰。柔軟なさばきと豪快な攻めが混ざり合う今泉和則選手など、実に多士済々です。


11月30日(木)から12月4日(月)まで開催される『JESCO杯』にどうぞご期待ください。