BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:佐々木康幸
    3909
    佐々木康幸
    /静岡
  • 画像:江口晃生
    3159
    江口晃生
    /群馬
  • 画像:大峯豊
    4237
    大峯豊
    /山口

近況絶好調の佐々木康幸が優勝筆頭格!

「サンケイスポーツ杯」は4月6日(土)から11日(木)にまでの開催。ベテラン勢は全員が男子。中堅から若手は男女がほぼ半数ずつのメンバー構成となっています。

このシリーズの中核は、佐々木康幸・赤岩善生・江口晃生・三嶌誠司・田頭実の5選手。いずれもSGタイトルホルダーです。

優勝候補筆頭の佐々木康幸選手は、2011年の蒲郡オーシャンカップウイナー。G1レースも優勝3回の静岡の中軸です。
近年、やや記念戦線から遠ざかっている印象があるかもしれませんが、A1級はずっと変わらず。今年3月1ケ月間で、三国一般戦を皮切りに戸田一般戦、常滑一般戦で優勝するなど絶好調です。過去V12としている地元浜名湖を舞台に主役を通すことでしょう。

これを追うのが大ベテラン、59歳の江口晃生選手。1998年11月の平和島チャレンジカップと2005年7月の桐生オーシャンカップのタイトルを有しています。
今期を含め、16期連続で勝率は7点以上。今年は桐生の正月レースを制すと2月の津でも優勝するなど、相手を選ばないコース取りでファンの期待に応え続けています。

また、2006年11月の丸亀チャレンジカップを制しているのが三嶌誠司選手。今年7月には56歳になりますが、まったく翳りがありません。今年は1月に地元丸亀で2回優勝するなど活躍中。愛娘の三嶌こころ選手(132期)と三嶌さらら選手(133期)のためにも奮闘することでしょう。

このほか…
来期適用勝率(2023年11月1日~半年間)を7.42とし参戦メンバートップの値をマーク。さらに、浜名湖は過去V5(2015年8月・2015年12月・2018年1月・2019年1月・2019年6月)している大峯豊選手

鬼気迫るスタート力と妥協なきコース取りで他を圧倒するSGV2の田頭実選手

2006年のグランプリシリーズ戦(住之江)で優勝。整備力をはじめレース展開力で勝る赤岩善生選手

参戦女子6名の中では来期適用勝率トップ(5.82)としている土屋実沙希選手

来期適用勝率を5.70とし、初のA級昇格が完全に視野に入っているセンター巧者の松井友汰選手など好メンバー揃いのシリーズとなりました。

4月6日(土)から11日(木)までの開催「サンケイスポーツ杯」にどうぞご期待ください。
(文中データは4月2日時点のものです)