BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:石原翼
    4989
    石原翼
    /静岡
  • 画像:佐々木完太
    4980
    佐々木完太
    /山口
  • 画像:井上忠政
    4959
    井上忠政
    /大阪

地元の石原翼選手が軸も、優勝争いは混沌!

「ルーキーシリーズ第5戦 スカパー!・JLC杯」は3月12日(火)から17日(日)までの開催。これまでの優勝者は以下のとおりです。
第1戦(1月21日・びわこ) 中島秀治(イン逃げ)
第2戦(1月30日・住之江) 石本裕武(イン逃げ)
第3戦(2月25日・児島)  井上忠政(イン逃げ)
第4戦(3月7日・蒲郡) 前田篤哉(3コース差し)

第3戦までの優勝者を軸に地元代表格の石原翼や3期連続A1の佐々木完太、躍進著しい前田翔を加えた6名が優勝候補。中でも注目一番手は地元の石原翼選手です。

昨年2月に浜名湖オールB級戦でイン逃げを決め初優勝を飾ると、6月には平和島、12月に常滑で栄冠をつかみ一気に上昇。来期適用勝率も3月6日時点で6.35あり、連続A1は射程圏内です。

これに続くのは、来期適用勝率7.45で参戦メンバートップの佐々木完太選手。その自在戦は攻守のバランスがよく相手不問。2連対率は59.6%もあるうえ、浜名湖は2022年4月と今年1月に優勝するなど好相性です。

さらに、2月の児島ルーキーシリーズ第3戦で優勝している井上忠政選手の来期適用勝率は現状7.30。自身の過去最高値7.10(2024年前期)を超える勢い。また、昨年11月以降のコース別1着率は注目に値します。
1コース1着率75.0%
2コース1着率42.8%
3コース1着率35.7%
4コース1着率47.0%
5コース1着率11.7%
6コース1着率 8.3%

また、石本裕武選手は今年1月の住之江ルーキーシリーズで自身初優勝した「完全オールマイティレーサー」です。

1コース1着率81.8%
2コース1着率23.5%
3コース1着率25.0%
4コース1着率25.0%
5コース1着率20.0%
6コース1着率11.1%

上記のとおり、昨年11月以降のコース別1着率にそのテクニックが明瞭に表れています。

そのほか…
2022年10月に浜名湖で初優勝。2023年後期と2024年前期の2期連続でA1としている前田三兄弟のひとり前田翔選手

的確な差しハンドルで展開を鋭く岡山支部の129期生・藤原碧生選手

現在4期連続A2ながら、来期はA1初昇格の可能性が高い中島秀治選手

「N道くん」のニックネームで知られるユニークレーサー・仲道大輔選手など多士済々です。

「ルーキーシリーズ第5戦」にどうぞご期待ください。
(文中データは3月6日時点のものです)