BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:高塚清一
    2014
    高塚清一
    /静岡
  • 画像:鈴木賢一
    3664
    鈴木賢一
    /埼玉
  • 画像:金子良昭
    3156
    金子良昭
    /静岡

最終日に77歳の誕生日を迎える高塚清一選手登場!

「薄暮だョ!第6回B級名人大集合 マクール杯」は3月2日(土)から7日(木)までの6日間開催。そのタイトル通り、実力ある往年の名レーサーが浜名湖に集結します。
いずれもB級ながら、4月末で締め切られる来期適用勝率でA級復帰が見通せるメンバーに注目したいところ。2月26日時点のボーダーは以下のとおりです。(A1ボーダー6.17、A2ボーダー5.42)

向所浩二…5.52 
浦上拓也…5.34
柳瀬興志…5.25
亀本勇樹…5.24
鈴木賢一…5.22
中里昌志…5.22

この中で最も勢いがあるのは鈴木賢一選手。2023年は7月の戸田一般戦で優勝、今年も戸田の正月レースを制しています。
前へ前へと進む推進力と集中力で連対を重ねるのが持ち味。参戦メンバートップの2連対率41.8%(来期適用数値)を生みだしているセンター戦に注目したいものです。

また、3連対率1位は54.7%の柳瀬興志選手。平均スタートタイミングはコンマ19と決して早くありませんが、展開力で混戦をさばき舟券に貢献するのが特徴。広い浜名湖水面を自在に滑走しそうです。

こうした遠征勢に対し静岡勢は、高塚清一選手(来期勝率3.77、浜名湖V1)・金子良昭選手(同4.67、V15 )・渡邊哲也選手(同4.32、V4)・豊田訓靖選手(同4.22、V1 )の4名。
実績を誇る金子良昭選手を中心に優勝戦線を構築することでしょう。
中でも注目は高塚清一選手。2月10日の浜名湖「オールB級東海地区選手権」の予選4日目にインから逃げて1着、続く三国一般戦の予選3日目(2月21日)にもイン逃げを決めて勝利。76歳11ケ月15日という最年長勝利記録を更新しています。3月7日の最終日に勝利すれば77歳の記録を打ち立てることになります。注目しないわけにはいきません。

そのほか…
昨年11月以降、100%のイン逃げ率を誇るSGウイナー・勝野竜司選手

2コースと4コースの1着率が極めて高く、「差し屋」の典型ともいえる竹田広樹選手

カド4コースからのスタートタイミングがコンマ13。攻撃態勢に入る中里昌志選手

大外6コースのエキスパートである小川晃司選手&阿波勝哉選手など多士済々です。

3月2日(土)から7日(木)まで開催される「薄暮だョ!第6回B級名人大集合 マクール杯」にご期待ください。
(文中データは2月26日時点のものです)