BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:長嶋万記
    4190
    長嶋万記
    /静岡
  • 画像:浜田亜理沙
    4546
    浜田亜理沙
    /埼玉
  • 画像:大山千広
    4885
    大山千広
    /福岡

今年V6の長嶋万記が軸!

「ヴィーナスシリーズ第10戦 マンスリーBOATRACE杯」は8月29日(火)から9月3日(日)までの開催。浜名湖水面は百花繚乱の様相を呈します。

中軸は長嶋万記・三浦永理・浜田亜理沙・大山千広・土屋南の5選手。優勝戦線を構成するメンバーとなることでしょう。

その絶対軸は今年、下関W優勝戦(2月)・蒲郡レディースオールスター(2月)・三国一般戦(3月)・住之江オールレディース(4月)・びわこ一般戦(5月)・江戸川オールレディース(6月)で優勝している長嶋万記選手。5月以降の勝率も7.32と参戦メンバートップをマークしています。
「バードアイ」、つまり全体を俯瞰する広い視野でレース展開を見切ります。浜名湖V5、今年V7を目指すヴィーナスシリーズとなります。

また、浜田亜理沙選手も、大村W優勝戦(3月)・蒲郡オールレディース(3月)・平和島ヴィーナスシリーズ(4月)・大村オールレディース(7月)で優勝するなど、2023年は勢いがあります。迷いのないハンドルワークで広い浜名湖水面を自在に滑走する可能性大です。

さらに、人気トップレーサーの大山千広選手にとってはリズムアップを期すシリーズ。フライング禍を克服し、4月以来の栄冠を目指します。

長嶋万記と並び静岡の中軸として期待される三浦永理選手は近況好調。来期適用勝率も7.15をマークしています。
かつて、「テクニカルエリー」と称された操縦技術は健在。混戦を制します。

そして、浜名湖といえば土屋南選手。
2022年2月の浜名湖ヴィーナスシリーズは、4コースから逆転Vでファンの感動を集めました。普段は明るく朗らかな女性が勝負に徹する時、鬼気迫るほどの闘争心を感じることができます。

そのほか…
地元浜名湖は通算V4。強気で攻めるスタイルが共感を呼ぶ池田浩美選手

直前の鳴門ヴィーナスシリーズで優勝。経験を重ねてなお若々しい岩崎芳美選手

切れ味鋭いスリット攻勢で展開の主導権を握るスピードレーサー・中村かなえ選手

今期の平均スタートタイミングはコンマ10。発順も2.1を誇る野田部宏子選手

5000番台の女子レーサーの中で早くも頭角を現している埼玉支部の平川香織選手など、メンバーは多彩です。


8月29日(火)から9月3日(日)までの開催の「ヴィーナスシリーズ第10戦 マンスリーBOATRACE杯」にご期待ください。
(文中データは8月23日時点のものです)