BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:徳増秀樹
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    徳増秀樹
    /静岡
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    河合佑樹
    /静岡
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    坪井康晴
    /静岡

強豪揃いの静岡支部選手権の様相!

「浜松市長杯争奪戦 やらまいかカップ」は4月27日(木)~5月2日(火)までの開催。地元の精鋭が覇を競う6日間です。

レベルが高い静岡支部ゆえ優勝候補は枚挙にいとまがありませんが、近況のリズムを中心に考えると、徳増秀樹・河合佑樹・谷野錬志・坪井康晴・横澤剛治の4選手が主戦級。これに実力で勝る菊地孝平・深谷知博・服部幸男らが同格の戦いを演じることでしょう。

中でも、徳増秀樹選手は今年1月の多摩川マスターズリーグで優勝後、東海ダービー(浜名湖)でG1タイトルをゲット。さらに蒲郡(3月)・浜名湖(4月)でも優勝するなど勢いはダントツです。フライング1本持ちではありますが、通算24回目の地元Vに「濃く」まい進します。

また、河合佑樹選手は2023年後期適用勝率を7.48まで伸ばしており、参戦メンバートップをマーク。その3連対率は74.2%で、混戦になればなるほど持ち前の「差し技」が光ることでしょう。

さらに、解説の柴田稔さんが推すのが谷野錬志選手。「レースがしっかりしているだけでなく、素晴らしい闘争心の持ち主…」と高く評価しています。それを証明するように、ここまでV3(平和島・浜名湖・戸田)と勝負強さを発揮しています。

こうしたメンバーに対し、横澤剛治・坪井康晴・菊地孝平の同期3選手が揃い踏みするシリーズでもあり注目されます。
横澤剛治選手は、桐生(2月)と常滑(3月)で優勝するなど堅調。A1復帰を確定的にしています。鋭い感性を駆使した調整でモーターの最高出力を引き出します。
浜名湖ゴールデンウイーク戦をV3としている坪井康晴選手は近況勝率を7点台としており、取りこぼしなくファンに応えます。
菊地孝平選手は静岡支部選手が一堂に会する大会の厳しさを語りつつも、正月レースはV5、ゴールデンウイーク戦V3、お盆レースV5と実績十分です。

そして、今や浜名湖の顔となりつつあるのが深谷知博選手。今年の浜名湖正月レースの覇者は、まさに油がのっています。

そのほか…
静岡支部にとどまらずボートレース界の精神的支柱として大きな存在の服部幸男選手

今年3月27日、平和島一般戦で勝利。自身がもつ最年長勝利記録を76歳と20日に伸ばした高塚清一選手など多士済々です。

4月27日(木)から5月2日(火)まで開催される「浜松市長杯争奪戦 やらまいかカップ」にご期待ください。
(文中データは4月18日時点のものです)