BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:土屋智則
    4362
    土屋智則
    /群馬
  • 画像:三浦永理
    4208
    三浦永理
    /静岡
  • 画像:前沢丈史
    4366
    前沢丈史
    /東京

稀にみる激戦が想定される男女混合戦!

「BTS焼津3周年 ホテルnanvan焼津・浜名湖」は2月27日(日)から3月4日(金)までの開催。男子37名、女子7名、総勢44名の戦いはみどころ満載です。

この男女混合戦、これまでにないほどの混戦模様を呈しており優勝候補は絞り切れませんが、あえて土屋智則・三浦永理・前沢丈史の3選手をピックアップします。

その筆頭である土屋智則選手は23期連続A1。昨年11月以降の勝率を7.54としており、参戦メンバー中トップです。
昨年は、蒲郡(1月)、桐生(2月)、蒲郡(4月)、平和島(6月)で優勝と結果を残していますが、その仕事のはじまりはモーターを快速に仕上げること。そのうえでスタートから優位に戦うのが基本戦法です。むろん、レースは自在。広い水面を滑走し浜名湖初Vにチャレンジするシリーズとなります。

また、地元の三浦永理選手は参戦女子の代表。果敢でありながらまとまりのある競走が特徴で、ファンの期待を裏切りません。コースは不問で、6コースの3連対率は42.9%もあります。さらに、行き足がきた時には絶対的な強さを発揮するだけに、初戦の動きから目が離せません。

また、現在18期連続A1級としているのが前沢丈史選手。昨年11月以降の来期適用勝率も7.02としており堅調です。
昨年は江戸川(1月)、平和島(3月)、若松(9月)で優勝しています。
この浜名湖で2022年初Vを飾る可能性は小さくありません。

そのほか…
地元の看板として期待を集める不惑の40歳は、2020年秋の浜名湖で優勝。現在A2ながらいち早くA1に返り咲くため重要な戦いとなる大橋純一郎選手

浜名湖は2007年5月をはじめ2010年2月と2021年9月にも制しており、ドル箱としている東京支部の精鋭一瀬明選手

2007年前期から31期連続A級をキープ。優勝歴こそ5回ながら、堅実にレースを組み立て、来期対象勝率を6.84としている高橋正男選手

2015年の丸亀レディースチャンピオンの女王は長期休みを経ながらも実力上位。近況5.78の勝率をマークしている滝川真由子選手…など実に多彩です。

2月27日(日)から3月4日(金)まで開催される「BTS焼津3周年 ホテルnanvan焼津・浜名湖」にご期待ください。
(文中データは2月19日時点のものです)