BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:中澤和志
    3952
    中澤和志
    /埼玉
  • 画像:古結宏
    4002
    古結宏
    /兵庫
  • 画像:大澤普司
    3740
    大澤普司
    /群馬

優勝候補筆頭は中澤和志!役者が揃った面白味満点のシリーズ

『テレしずサマーカップ』は7月23日(祝)から27日(月)までの5日間開催。経験豊富なベテランからデビューしたての126期の若手まで幅広いメンバー構成です。

ダントツの優勝候補は、今年ここまでV2としている中澤和志選手。3月の津と7月の戸田で優勝を飾っています。
現勝率も7.35で高水準。3連対率75.9%という数字は信頼に値します。型にはまらない柔軟な調整やレースぶりがもたらす自然体のレースに注目したいものです。

この中澤和志選手に次ぐのが、古結宏選手。現勝率を7.15としています。圧巻なのはその2連対率。中澤選手をしのぐ57.5%をマーク。そのレースぶりは中澤選手同様、自在戦。インの信頼度はもとより、まくりも差しもまくり差しも状況に応じて繰り出してきます。

さらに、マスターズ世代の大澤普司選手にも注目。今年はまだ優勝こそないものの、ベテランのさばきで連に絡んできます。特に2着が多いのが特徴。覚えておいていいでしょう。そのさばきの背景にあるのは、レースができることへの感謝の気持ち。一戦入魂の精神で戦いに挑んできます。
さらに、息子の大澤風葵選手が126期でデビューしました。現在フライング休みに入っている息子の分までやってほしいものです。

そのほか…
決して派手な印象はないものの、外連味のない競走スタイルで確実に舟券に絡む尾嶋一広選手

愛知の精鋭として期待が集まるのは、そのポテンシャルの高さゆえ。浜名湖は一昨年11月に優勝を飾っている本多宏和選手

自然体で力みなくレースに臨み、流れの中で混戦を抜け出してくる大阪の雄・鶴本崇文選手

鶴本選手と同じ大阪支部。堅実なレース運びでファンの期待に応える濱本優一選手と藤山翔大選手

地元静岡から参戦するメンバーのリーダー役となる魂の男・石田章央選手と時に意外性を発揮する芹澤克彦選手

現在A2ながら、持てる実力は完全なA1、記念級。調整が合えば、毎回「勝利にリーチ」してくる作間章選手

伸びを中心とした独特な舟足があるのは、自ら考案した調整方法があるから。仕上がれば連戦連勝の勢いでぶっちぎる佐藤大佑選手

さらに、126期としてデビューし、現在研鑽の道を歩きはじめた堀越雄貴選手と大場恒季選手など、多士済々です。

7月23日(祝)から27日(月)まで開催の『テレしずサマーカップ』に、どうぞご期待ください。