BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:今村豊
    2992
    今村豊
    /山口
  • 画像:渡邊雄一郎
    4184
    渡邊雄一郎
    /大阪
  • 画像:春園功太
    4796
    春園功太
    /三重

粒ぞろいで激戦必至の好シリーズ!

「サッポロビールカップ」は8月3日(土)から7日(水)までの開催。レベルは伯仲、激戦が期待される5日間シリーズです。
その中心は、レジェンド・今村豊選手と近況好調の渡邊雄一郎選手に、三重の精鋭・春園功太選手。ファンの期待を背負う存在です。

なかでも古い話しながら、今村豊選手は浜名湖をドル箱としていた実績があり、往年のファンの記憶に刻まれているところ。1984のオールスターと92年のメモリアルを獲っています。デビュー期を除きずっとA級を通している58歳に今も陰りなし。持ち前のスタート勘とレース展開力を駆使して堅実に連に絡んできます。決して1着だけを狙いにいくタイプではないことを念頭に舟券作戦を構築したいものです。

また、渡邊雄一郎選手は5月以降の勝率を7.16としており堅調。参戦メンバートップの成績をマークしています。行き足を中心とした伸びる仕上げにすることもしばしば。今年3月の平和島以来の優勝で浜名湖初Vをゲットする可能性は小さくありません。

さらに、粒ぞろいの三重県勢の中にあって際立つレースで魅せる春園功太選手にも注目。自分に対して妥協しないタイプらしくコメントも控えめですが、調整力とレース構成力は秀逸。混戦でこそ狙い目。7月11日津のルーキーシリーズ以来、2019年二つ目の優勝は決して遠くありません。おまけに浜名湖は一昨年の2017年8月に優勝を飾っており実績水面です。

そのほか、5月以降、6.68の勝率をマーク。7月19日に丸亀で優勝を飾っている原田秀弥選手にも期待したいもの。不惑の40歳を迎え新境地に達したようにレースが安定。コンスタントに連に絡んできます。1着が圧倒的に多いタイプではありませんが、2着・3着受けはコースに関係なく必然といえます。

そのほか…
浜名湖は2017年に優勝歴があるほか、この5月以降、3連対率73%を誇る愛知の中核・杉山裕也選手

現在A2ながら、近況6.66の勝率をキープしており、A1復帰が待ち遠しい地元静岡の大橋純一郎選手

どこにいっても、持ち前の攻めが健在。スタートも早くレースをつくるばかりか展開を読むのも巧い岡瀬正人選手など、メンバーは実に多士済々です。

8月3日(土)から7日(水)まで開催の「サッポロビールカップ」にどうぞご期待ください。