BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:太田和美
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    太田和美
    /大阪
  • 画像:野添貴裕
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    野添貴裕
    /大阪
  • 画像:齊藤仁
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    齊藤仁
    /東京

今年記念を制している69期大阪の両雄が牙城を築く!

2倍楽しめる浜名湖のゴールデンウイーク戦。第2弾は5月5日(土)から9日(水)まで開催される『遠鉄アタック』です。各地区のゴールデンウイーク戦を終えた精鋭が浜名湖に集結する注目のシリーズとなります。

その中心は太田和美&野添貴裕の大阪69期コンビ。今年ともに記念を制し勢いがあります。
優勝候補筆頭の太田和美選手は、7月以降の来期適用勝率7.79で参戦メンバートップの実績を誇ります。3月に常滑で優勝を飾ると、そのまま三国GⅡモーターボート大賞でも栄冠を勝ち得ました。昨年は長期フライング休みに泣かされましたが、今年は実力発揮の年。コースを問わない自在戦法を駆使し、2016年9月以来の浜名湖Vに賭けます。

また、今年2月のびわこ・近畿地区選手権で19年ぶりのGⅠ優勝を果たした野添貴裕選手も好調。6.73の近況勝率に加え、浜名湖は過去V2と実績ある水面で期待が増します。
焦るところがなく重厚感ある競走スタイルはファンの信任厚く、不利なコースでもしぶとく連に絡んできます。行き足が仕上がった時には連戦連勝があるタイプだけに注目しておきたいものです。

この大阪両雄を追うのが関東の齊藤仁選手。5月1日、直前の江戸川で今年3回目の優勝と最も調子が上がっているレーサーです。
スタートが安定して早く、主導権を握りながら展開を鋭く突くのがスタイル。浜名湖も過去V2と相性も悪くありません。抜け目なく戦いきることでしょう。

さらに近況のリズムでいえば、椎名豊選手を外すことはできません。3月に福岡で優勝すると先月には宮島・大村とルーキーシリーズを立て続けに獲っています。むろん成長株の筆頭であり、9月の浜名湖ヤングダービーの顔にもなりうる存在となりました。やや粗削りな面があるのは当然。活きの良さを評価し、狙うなら1着・2着勝負でいきたい椎名選手です。

そのほか…
地元の代表レーサーとしてコース取りから意地を見せるレーステクニシャン・堤昇選手

外連味のない競走で的確に捌きあがるのがスタイル。銀河系軍団の一員でもある山本隆幸選手

関東の雄として存在感は抜群。行き足から伸びが仕上がればコース不問で一気に攻める野澤大二選手

今年2月に浜名湖ロイヤルルームリニューアルオープン記念で「恵まれ」ながら優勝を飾っている古場輝義選手など、多士済々です。

5月5日(土)から9日(水)まで開催される『遠鉄アタック』にご期待ください。