BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:徳増秀樹
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    徳増秀樹
    /静岡
  • 画像:佐々木康幸
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    佐々木康幸
    /静岡
  • 画像:吉村正明
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    吉村正明
    /山口

群雄割拠の地区対抗戦は激戦必至!

『地区対抗第3戦! 東海vs中四国 中京スポーツもみじ杯』は11月23日(木)から27日(月)までの5日間開催。歴戦の雄が割拠するまさに激戦の舞台となります。

その中心は、東海勢が徳増秀樹・佐々木康幸・仲口博崇であり、中四国は吉村正明・新良一規・山口裕太の各選手。地区のリーダーとしてぬかりなく戦い切ることでしょう。

東海の総大将・徳増秀樹選手は、今年は10月の尼崎一般戦の優勝1回ながら、持ち前の集中力を堅持。31%という近況の1着率がそれを表しています。また多くの選手が課題とする2コースを「得意」と語るなど、頼りになる存在です。遠征勢を自由にさせない牙城を築きあげることでしょう。

また、佐々木康幸選手も同様にシリーズの大看板。優勝候補最右翼に他なりません。
3月の大村と5月の丸亀に続く今年3回目の優勝が地元浜名湖の5月シリーズ。来期適用勝率7.07の背景にあるのは53.5%の2連対率。つまり、2回に1回は2着までに入る活躍を見せ続けているということです。スタートが早いだけに枠番に関係なく勝負できるのは言うまでもありません。

そして、もうひとりの仲口博崇選手は、直前の蒲郡タイトル戦で今年2回目の優勝を飾っており勢いがあります。

一方、遠征してくる中四国勢の大将は、今年ここまでV3の吉村正明選手。参戦メンバートップの来期適用勝率7.10は大崩れのない自在戦法がもたらしたもの。『差し屋』と侮っていたら舟券的にも痛い目にあいます。臨機応変に立ち回ってくることを念頭に展開をイメージしたいものです。

この吉村選手とて一目置くのが、シリーズの御大将でもある新良一規選手。人柄もレース内容も重厚で信頼に足る超一級レーサーは、現在A2ランクながら来期は6.35でA1昇格が決まっています。61歳という年齢を感じさせない中身の濃いレースで見る者を納得させてくれます。むろん、舟券勝負の対象としても一線級です。

さらに、来期B級落ちながら実力も実績もある山口裕太選手を見落としてはなりません。
多摩川(4月)・戸田(9月)・児島(11月)で優勝している2017年。ツボにはまれば怒涛の連戦連勝というケースが考えられます。序盤の気配を見極めたいものです。

11月23日(木)から27日(月)まで開催される『地区対抗第3戦! 東海vs中四国 中京スポーツもみじ杯』にご期待ください。