BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:中村亮太
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    中村亮太
    /長崎
  • 画像:金子良昭
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    金子良昭
    /静岡
  • 画像:池田明美
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    池田明美
    /静岡

見どころ満載!短期決戦の男女混合シリーズ到来!

「かんざんじ温泉観光協会会長杯 いい直虎プロジェクト 第3回 井伊直虎カップ」7月14日(金)から17日(月)までの4日間開催。ショートシリーズならではの『真夏の激戦』が期待されます。

ベテランから若手、男子も女子も…というシリーズの中心は今年早くもV5と気を吐く中村亮太選手。優勝候補筆頭のワントップです。

中村亮太選手は今年2月の大村を皮切りに、住之江(2月)・大村(6月)・平和島(7月)・徳山(7月)と絶好調。このところ3節連続優勝と、まさに乗りに乗っています。
人とは異なる独自のプロペラ理論をもとに、エンジンを快速に仕上げる手法は周囲がマネできない芸当。研究者のような探求心で見出してきたノウハウを駆使し、素性機であってもそうでなくても、必ず水準以上の足に合わせてきます。今回もどういった仕上げをみせるのか注目が集まります。

この中村亮太選手に次ぐのが金子良昭選手。浜名湖はV15の実績を誇る地元の大将です。一時、やや調子を落としている印象もありましたが、近況は復活。それは現勝率6.63に表れています。
敢然とコース奪取するイメージがありますが、実際は流れの中でのコース取りが基本。主戦場は2コースと3コースとみるべきでしょう。
インはもとより、スロー水域に入った時の金子選手は連軸として欠かせません。
マスターズチャンピオンのタイトルホルダーが地元水面でベテランの意地を見せてくれることでしょう。

このほか…
6月の浜名湖W優勝戦で見事今年初V。最近はがむしゃらに勝ちにいくというよりも、レースの流れを重んじながら力まず自然体で結果を出している印象の女子代表・池田明美選手

昨年はV3。今年は直前の大村で優勝。コース不問であり、センター・アウトからも見せ場をつくる岡山の中軸&中堅レーサー妹尾忠幸選手

持ち味である鋭発スタートから一気の攻勢は男性レーサー顔負け。2コースであってもまくり強襲を放つなど、思い切りの良さが魅力の岸恵子選手

愛知の中堅中の中堅として堅実なレース運びに特長があるのはもちろん意外性も光り、穴をあけることもある都築正治選手

現在A2暮らしながら、実力は記念級。6月以降復調の兆しがハッキリ見える三重の精鋭・桐本康臣選手

など、メンバーは粒揃いです。
7月14日(金)からの「かんざんじ温泉観光協会会長杯 いい直虎プロジェクト 第3回 井伊直虎カップ」にご期待ください。