BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:三浦永理
    4208
    三浦永理
    /静岡
  • 画像:黒井達矢
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    黒井達矢
    /埼玉
  • 画像:山川美由紀
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    山川美由紀
    /香川

男女とも好メンバー揃いのW優勝戦!!

浜名湖の初夏を彩る「男女W優勝戦 中日スポーツ シルバーカップ」は5月27日(土)から6月1日(木)までの6日間開催。好メンバーが揃ったシリーズは見どころ満載です。

黒井達矢・河村了・渡邉英児・市橋卓士の4選手が中心の男子に対し、女子は山川美由紀・三浦永理・大瀧明日香・淺田千亜希のやはり4名が優勝戦線の中核となることでしょう。

男子筆頭格の黒井達矢選手は、あの加藤峻二さんが「今後、もっとも期待したい選手」と明言するほどの逸材。その人間性にも、加藤さんが太鼓判を押している28歳です。
今年はまだ優勝こそありませんが、7月からの適用勝率が7.16。ダントツの安定感を誇ります。71.4%という極めて高い3連対率は支えるのは、35.7%の1着率。持ち前のスタート力に加え、的確なさばきを繰り出し混戦を制してきます。

また、今年2月に芦屋で優勝している愛知の河村了選手も近況好調。黒井選手とは異なる3着までほぼ均等に連に絡む舟券貢献型です。中枠・外枠時、組み合わせの楽しみがある存在だけに狙い続けて損はありません。幅広くターゲットとすべきでしょう。

さらに、浜名湖は周年記念を含め過去V7。地元の雄として参戦する渡邉英児選手に、いまや四国を代表する地位を確立した市橋卓士選手など、男子は粒ぞろいです。

一方の女子では山川美由紀選手が他を圧倒しそうな勢い。今年、常滑(1月オールレディース)・宮島(3月オールレディース)・丸亀(3月オールレディース)を制しV3とし、乗りに乗っています。
勝率7.27は言うに及ばず。36.4%の驚異的な1着率をみれば、絶対的な存在として押さえておく必要があります。モーターの良し悪しに関係なく中核となることでしょう。

この山川選手を脅かす一番手となるのが、地元の三浦永理選手。いっとき調子を落としていた時期もありましたが、完全に復調しています。スピードとテクニックが見事に融合されたキレイな勝ち方を堪能したい浜名湖水面です。

さらに、外連味のない競走スタイルは、時として控えめに映ることもありますが、だからこそ、舟券的に狙い目となるレース巧者の大瀧明日香選手やベテランの域にありながら、変わらぬ元気あふれるレースに魅力を感じる淺田千亜希選手など…
男女とも好メンバー揃いです。

5月27日(土)から開催となる「男女W優勝戦 中日スポーツ シルバーカップ」にどうぞご期待ください。