BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:坪井康晴
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    坪井康晴
    /静岡
  • 画像:菊地孝平
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    菊地孝平
    /静岡
  • 画像:長嶋万記
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    長嶋万記
    /静岡

最も激しいゴールデンウイークの戦い! やらまいかカップ開催!

浜名湖好例のゴールデンウイークレースは、4月28日(金)から5月3日(水)まで開催の『浜松市長杯争奪戦 やらまいかカップ』です。ボートレース界で最もレベルの高い静岡支部の争いは激戦必至。見どころ満載です。
その中心は坪井康晴&菊地孝平の同期2選手。間違いなくシリーズの牽引役となることでしょう。

坪井康晴選手は、先の三国周年でインから逃げて優勝。来年3月の浜名湖クラシック出場権も手にしました。自らの仮説を実戦で磨き続け、その地位を確立した静岡代表レーサーが優勝争いの中核となります。

一方、菊地孝平選手も、今年2月の浜名湖周年を制しクラシックの権利を獲得しています。「調整が最も難しい…」と本人が語るように、この時期は風をふくめ天候が変わりやすく対応力が試されるシーズン。それだけに、すべてに秀でたトップレベルの総合力を信頼したいものです。

さらに、この両雄に次いで推したいのが長嶋万記選手。今年は早くも優勝3回。丸亀ヴィーナス、尼崎オールレディース、若松一般戦でV奪取。直前の浜名湖オールレディースもシリーズリーダーとして大いに気を吐きました。昨年11月からの勝率もほぼ8点ジャスト辺りに付けており、負けない競走を実現しています。
「自分なりに重んじている乗り心地や反応…」がくれば男性レーサーとてなかなか敵いません。感謝の気持ちを胸に真摯に立ち向かうレースは◎です。

そのほか歴戦の雄揃い踏みで枚挙にいとまがありませんが…

今年の正月レースを含め、浜名湖は過去優勝33回。静岡県勢だけでなく、ボートレース界をその背中で牽引する服部幸男選手

意外にも浜名湖は優勝5回のみ。しかし昨年、当タイトルを勝ち、連覇を狙うターンワークの天才・笠原亮選手

今年は春先、びわこ・浜名湖・常滑で優勝。マスターズチャンピオン世代ながらレース運びの巧さ健在の大場敏選手

昨年V2、今年は勝率も7点台で安定。さらに3月、大村で優勝を飾って本格復調に期待がかかる佐々木康幸選手

難しいといわれる2コースをむしろ得意とする背景に、レース展開への深い洞察力と繊細な調整力が存在する徳増秀樹選手

現在A2ながら、勝率7点前後でA1復帰は確実。長嶋選手と並んで女子実力派として注目される三浦永理選手など…
推奨したい選手は目白押しです。
浜名湖のゴールデンウイーク戦「浜松市長杯争奪戦 やらまいかカップ」にどうぞご期待ください。