BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:徳増秀樹
    3744
    徳増秀樹
    /静岡
  • 画像:佐藤大介
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    佐藤大介
    /愛知
  • 画像:高倉和士
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    高倉和士
    /福岡

地元の大看板・徳増秀樹選手が絶対軸!

師走の浜名湖の戦い「SUZUKIスピードカップ」は12月7日(水)から12日(月)までの開催。強豪レーサーが集う注目のシリーズです。

その絶対軸は徳増秀樹選手。2023年前期の適用勝率7.12は参戦メンバー2位。2022年12月2日時点の獲得賞金ランキングは59位ですが、浜名湖(1月)・桐生(2月)・蒲郡(7月)で優勝するなど堅調に戦っています。
地元浜名湖は2010年の周年記念を含めV21と成績はダントツ。「濃くいきます」の言葉通り、高い集中力を駆使してシリーズを牽引することでしょう。

一方、2023年前期適用勝率1位は7.22の佐藤大介選手。3連対率は79.4%と驚異的、コース不問で舟券に貢献します。
今年の優勝は9月の三国のみですが、バラツキのないスタートと的確な判断力を武器に混戦を抜け出してきます。
決して1着を並べ続けるタイプではありませんが、接戦と強い風や波に強いことは覚えておいて損はないでしょう。

もうひとり挙げるとすれば高倉和士選手。秋口に入ってエンジンがかかり、下関(9月)・徳山(11月)で優勝しています。
とりわけ直前の徳山はドリーム戦こそ4着敗退となりましたが、あとはオール3連対をキープ。優勝戦もインから逃げ切りました。いい流れを浜名湖に持ち込んできます。

その高倉和士と並び忘れてはいけないのが石倉洋行選手。今年は福岡(7月)・びわこ(9月)・戸田(10月)・びわこ(10月)で優勝を飾っており、実力は折り紙付きです。
持ち味であるスタート力だけでなく、思い切りのいいレース展開力を駆使し広い浜名湖を席巻しそうです。

そのほか…
来期勝率6.85でA2からA1を決めている地元中堅レーサー・後藤正宗選手

2022年は、常滑(2月)・児島(4月)・若松(11月)で優勝している福島勇樹選手

東海地区の中心的レーサーとして活躍。今年は直前の宮島を含めV3としている坂口周選手

2005年浜名湖週周年の覇者としてだけではなく、スケール大きな人物として周囲の尊敬を集める森竜也選手

来期適用勝率は6.76。今、好調の波に乗っている群馬の精鋭・金子賢志選手

9月の福岡マスターズリーグで優勝し来年4月のマスターズチャンピオン出場を決めている山本英志選手など多士済々です。

12月7日から開催される「SUZUKIスピードカップ」にご期待ください。
(文中データは12月2日時点のものです)