BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。
日本財団会長杯は10月8日(土)から13日(木)までの開催。大ベテランから新進気鋭の若手まで幅広いメンバー構成となっています。
シリーズの中心は、今年V3で勝率も参戦メンバートップの中辻博訓選手。これを、尾嶋一広・仲口博崇・角谷健吾・渡邉英児・福島勇樹・馬場剛らが追う大会ながら、地力あるメンバーが多いため優勝争いは混とんとしそうです。
といっても、軸は5月以降の勝率を7.55とし、キャリアハイをマークしそうな中辻博訓選手。今年は若松(1月)・浜名湖(6月)・桐生(6月)で優勝を飾っています。
6月1日最終日の浜名湖では、3コースからまくり差しを決めて優勝。高配当を叩き出しました。
平均スタートタイミングはコンマ12。スタート順も2.3とスリットから優位にレースを進める力があります。
浜名湖は今年を含めV3としているだけに注目です。
また、5月以降6.95の勝率をマークしているのが尾嶋一広選手。過去勝率7点超えがないだけに近況のリズムが分かります。的確なスタートだけでなく、内容の濃いレースが特徴。攻守の切り替えの良さもポイントです。
さらに、浜名湖は2003年の東海ダービーを含めてV5とドル箱としているのが仲口博崇選手。
今年は福岡(1月)と丸亀(9月)で優勝しており流れは悪くありません。
50歳になった今なおスピード戦を誇る「韋駄天」の走りを愛でたいものです。
そして、浜名湖好相性のもう一人が角谷健吾選手。なんとV6を誇ります。
切れ味光る戦いぶりはレース場を選びません。結果を残している浜名湖ともなればなおのこと。序盤から軸になる可能性が十分あります。
そのほか…
浜名湖の顔として、そしてマスターズチャンピオンタイトルホルダーとして内容の濃い走りを披露する渡邉英児選手
イン戦だけでなく、センター・アウトから硬軟織り交ぜた戦法を自在に繰り出す福島勇樹選手
現在2期連続A1級で、来期も継続できそうな6.73をマークしているレース巧者・馬場剛選手
6月の浜名湖で5コースから強気に攻め、バックで2艇と並走。2マークは冷静に差し抜き初優勝を果たしている大澤風葵選手
75歳となった今もレース力に衰えなし。来期勝率4.67をマークし舟券にもしっかり貢献しているレジェンド・高塚清一選手など多士済々です。
10月8日(土)から13日(木)まで開催の日本財団会長杯にご期待ください。
(文中データは10月2日時点のものです)