BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:石渡鉄兵
    3716
    石渡鉄兵
    /東京
  • 画像:岩瀬裕亮
    4604
    岩瀬裕亮
    /愛知
  • 画像:栗城匠
    4928
    栗城匠
    /東京

タレント揃いの男女混合戦に注目!

日本モーターボート選手会会長杯は5月8日(日)から12日(木)まで開催の男女混合戦。5日間のミドルシリーズは見どころ満載です。
というのも、ゴールデンウイーク戦明けということもあり各地区の精鋭が集結しているからです。

例えば記念ウイナーを列挙すると次のとおりとなります。
◎矢後 剛 2000年3月浜名湖・SGクラシック
      2005年5月津・周年記念
◎渡邉英児 1998年8月浜名湖・周年記念
      2018年4月福岡・マスターズチャンピオン
◎石渡鉄兵 2010年10月江戸川・周年記念
      2012年7月平和島・周年記念
      2014年2月平和島・関東地区選手権
◎栗城 匠 2021年5月平和島・周年記念
…いずれも実力派。優勝戦線の中心ですが、とりわけ地元V7としている渡邉英児選手が注目です。

また、昨年&今年、浜名湖で優勝を飾っている選手を整理すると…
◎豊田訓靖 2022年3月一般戦(逃げ)
◎石渡鉄兵 2022年3月一般戦(逃げ)
◎杉山貴博 2022年1月一般戦(2コース差し)
◎岩瀬裕亮 2021年2月タイトル戦(恵まれ)
      2022年4月一般戦(逃げ)
なんと浜名湖Vを飾っているメンバーが集まっているのです。
今年、浜名湖以外で優勝しているのは香川支部の深川和仁選手(4月福岡)のみ。奇遇というほかありません。

また、2021年11月から今年4月までの新期適用勝率上位は以下の次第です。
◎前沢丈史 7.08
◎岩瀬裕亮 6.99
◎石渡鉄兵 6.84
◎北川潤二 6.71
◎栗城 匠 6.45

上記から石渡鉄兵選手がシリーズの中核であることが分かります。
これに続くのが岩瀬裕亮選手と栗城匠選手でしょう。

また、注目女子レーサーは清埜翔子・土屋千明・鈴木成美の3選手。男性相手に堂々たるレースを披露してくれるに違いありません。

清埜翔子選手は、悩んでいたプロペラに方向性を見出し近況リズムアップ。
また、スタートを含めた攻撃力でライバルを圧倒する土屋千明選手と地元の鈴木成美が優勝戦線にくい込んでくる可能性は小さくありません。

タレント揃いであることは間違いない日本モーターボート選手会会長杯。5月8日(日)から12日(木)までの熱き5日間にどうぞご期待ください。
(文中データは5月3日時点のものです)