BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:松尾拓
    4808
    松尾拓
    /三重
  • 画像:石丸海渡
    4772
    石丸海渡
    /香川
  • 画像:近江翔吾
    4643
    近江翔吾
    /香川

松尾拓・石丸海渡・近江翔吾の3選手が中心!

『ルーキーシリーズ第15戦 スカパー!・JLC杯』は8月27日(木)から9月1日(火)までの開催。若手のフレッシュな戦いを浜名湖の広い水面で満喫できます。

その中核は、松尾拓・石丸海渡・近江翔吾の3選手。近況のリズムもよくシリーズを主導しそうです。
中でも松尾拓選手は優勝候補筆頭。今年は津(2月)・徳山(5月)・徳山(8月)で優勝を飾っており参戦メンバートップの成績をマークしています。
「養成所にはチャンプになるつもりで入った」決意が実を結び、勝率8.24で卒業記念も優勝。まさに名実ともに114期のエースとしてプロデビューしました。
レースに華があり、「まくり差しが得意」な松尾拓選手が浜名湖初Vを狙います。

また、元高校球児の石丸海渡選手は平成生まれながら昭和の香りがするレーサー。プロペラゲージ絶対の時代、「減らすようにしています」と語ります。「いろいろやって体感が元だと思うようになりました」とは、失敗も含めた試行錯誤から得た貴重な方法論でしょう。たくましさを感じます。
この1年ほど安定して7点台に迫る勝率をマークしているだけに、枠番は不問。調整が合えば向かうところ敵なしとなる可能性さえあります。

また、2019年秋以降記念戦線で苦戦。現在A2にランク落ちしているものの、5月以降の勝率を7.13としている近江翔吾選手も主軸候補。高い集中力を駆使し展開を厳しく突いてくるだけに目が離せません。

そのほか…
2018年9月、ボートレース浜名湖のヤングダービーでGⅠ初出場&初優勝。「すべてが自分次第のボートレーサーは、妥協しようと思えば妥協できる。だから妥協しないと決めた」と語る関浩哉選手

今年5月のびわこで抜き上げて自身2回目の優勝。地元浜名湖が舞台なだけにますます気合が入る板橋侑我選手

5月以降の勝率が6.73で3連対率は70%超え。一気に芽吹きの季節を迎えた感のある村上遼選手

今年4月に丸亀で初優勝。「トップルーキーに選んでいただけたことは光栄…。とてもうれしいです」と話す香川支部の115期生・川原祐明選手

今年2月に行なわれた令和元年優秀選手表彰式典で最優秀新人に選ばれた関東の新星・宮之原輝紀選手など…、伸び盛りの若者が集う浜名湖の決戦『ルーキーシリーズ第15戦 スカパー!・JLC杯』は8月27日(木)から9月1日(火)までの開催です。ご期待ください。
(文中データは8月17日時点のものです)