BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:福来剛
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    福来剛
    /東京
  • 画像:須藤博倫
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    須藤博倫
    /埼玉
  • 画像:永田秀二
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    永田秀二
    /東京

福来剛&須藤博倫など関東勢が主力!

『シーラック バリ勝男クン。杯』は、7月30日(木)から8月2日(日)までの4日間開催。全国から精鋭が集うシリーズは短期決戦なだけに緊張感あふれるものとなりそうです。

その中心は、今年V2の福来剛&須藤博倫の2選手に加え、勝率上位の永田秀二選手を交えた『関東3人組』です。地元の渡邉英児選手を向こうに回し主導権争いを演じることでしょう。

なかでも、2000年11月に多摩川でデビューし、翌月には浜名湖で水神祭を飾っている福来剛選手は優勝候補筆頭。選手になってやがて20年が経ちます。今年3月のクラシックが初SG。いきなり優出(5着)した『遅咲き』の39歳は、2回目のSG宮島グラチャンでも躍進。準優進出(6着)を果たし、8月の下関メモリアルで3回目の大舞台を迎えます。一見、やわに見えますが、変わらない朗らかさを湛えているのは芯が強いからにほかなりません。今年ここまで1月の津と6月のびわこで優勝し流れも来ているだけに、大いに気になります。

そんな福来選手と同等以上の活躍が期待できるのが、須藤博倫選手。1月に大村で、また6月には戸田で優勝を飾っており、外連味のなさは不変です。
自在派としての真骨頂を広い浜名湖でも見せてほしいものです。

この両者を追うのが、永田秀二選手。2020年後期適用勝率7.24は、福来選手の7.38の次。須藤選手の6.86を上回っています。
35.1%の1着率が示す通り勝てるときに抜かりなく勝利するタイプだけに、うっかり見落としてはなりせん。
混戦であればあるほど、気にしておきたいプロ中のプロと言っても過言ではないでしょう。

そのほか…
地元浜名湖は過去V7。ただ2014年のお盆レース以来優勝から遠ざかっているのが七不思議となっている渡邉英児選手。

A2暮らしが長かった印象も、近況は完全復活。50%の2連対率で確実に舟券に貢献してくる茶谷信次選手

柔軟なハンドル&レバーワークで混戦を鋭く抜け出してくる埼玉の中田竜太選手

浜名湖は東海ダービーと周年記念で優勝。通算V5とドル箱としている新美恵一選手

3月、丸亀で優勝。徐々に力をつけ、安定的に連に絡むシーンが増えてきた服部達哉選手など多士済々です。

7月30日(木)から8月2日(日)まで開催の短期決戦『シーラック バリ勝男クン。杯』にご期待ください。