BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:笠原亮
    4019
    笠原亮
    /静岡
  • 画像:守屋美穂
    4482
    守屋美穂
    /岡山
  • 画像:磯部誠
    4586
    磯部誠
    /愛知

役者揃いの男女混合戦!

『日本モーターボート選手会会長杯』は7月11日(土)から15日(水)までの5日間開催。ベテランから新進気鋭の若手のほか、女子選手が8名参戦するなど見どころ満載です。浜名湖の広い水面でバラエティーに富んだレースを堪能できることでしょう。
その中心は、笠原亮・守屋美穂・磯部誠の3選手。シリーズの華となる存在です。

一見豪快にみえて実は繊細なレバー操作が特徴の笠原亮選手が優勝候補筆頭。地元浜名湖は過去V7。直近では昨年11月の優勝があります。
そして、今年は5月の住之江と6月の丸亀で優勝。流れもきています。
厳しい環境下で耐えて強くなることを知っている元高校球児が、夏本番到来を告げる大会を終始リードすることでしょう。

また、女子レーサーの注目一番手は守屋美穂選手。今年は1月の江戸川オールレディースと今月(7月)のびわこオールレディースで優勝を飾っており、実力通りの活躍をみせています。ものごとを突詰めて考えるタイプゆえ、ファンへの真摯な態度も共感を呼ぶ源に…。シリーズを大いに盛り上げてくれることでしょう。

そしてもう一人は、参戦メンバー中2020年後期適用勝率1位の磯部誠選手。7.16をマークしています。圧巻なのはその1着率。33.1%あるのです。3回に1回は先頭ゴールを果たしている実績を考えると、中枠時のアタマ固定もあり。おまけに浜名湖は2019年9月のGⅡモーターボート大賞で優勝しているほか、今年4月にもタイトルを取っている得意水面です。やらないはずがありません。

そのほか…
浜名湖は過去V7とドル箱水面。現在を含め、45期連続A1を通している真の実力者・三角哲男選手

2020年後期適用勝率は7.00。78.6%という驚異的な3連対率を誇る自在派の象徴・中辻博訓選手

以前のような強烈なまくり連発はなくなったものの、ベテランらしく安定した成績をマーク。当然ダッシュ時の豪快スタートを念頭に置いておきたい熊谷直樹選手

産休を経験しながらも、復帰するとブランクを感じさせない活躍を披露。基本は攻めるレースの塩崎桐加選手

レースの主導権を握る『行き足』と『伸び』が特徴。仕上がれば連戦連勝もある下出卓矢選手

地味な印象を持っているとしたら、この浜名湖で変わるはず。堅実なレースで舟券に貢献する小山勉選手など多士済々です。

7月11日(土)から15日(水)までの『日本モーターボート選手会会長杯』にご期待ください。