BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:佐々木康幸
    3909
    佐々木康幸
    /静岡
  • 画像:佐藤翼
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    佐藤翼
    /埼玉
  • 画像:渡辺真至
    3939
    渡辺真至
    /愛知

『佐々木康幸vs佐藤翼』の再来!

6月11日(木)から15日(月)まで開催される『体感型動物園iZooカップ』。観光名所・伊豆にある日本最大級の爬虫類・両生類の動物園は、見るだけでなく実際に触れることができる体験型施設です。ボートレースもすこしでも早く水面際でご覧いただけるようになってほしいと願うばかりです。

このシリーズは、先の戸田で雌雄を決する戦いを演じた『佐々木康幸VS佐藤翼』が見どころ。この両者の闘いに渡辺真至選手が絡んできそうです。

ここは地元の佐々木康幸選手が大看板。6月2日の戸田優勝戦は4着と苦杯を舐めることになっただけに、リベンジマッチに燃えます。
地元浜名湖は2007年の周年記念を含み通算V12と圧倒的なアドバンテージを誇る水面。ただ、昨年V5としていながら、今年は1月のびわこ一般戦のみ。巻き返しを図ります。

対する佐藤翼選手は戸田の優勝戦は3号艇。コンマ07の同体スタートから、インの上村純一選手と2コースの佐々木康幸選手をまくったレースは圧巻でした。
天性の明るさと思い切りの良さが発揮される時、ダイナミックな展開が生み出されるのは言わずもがな。さらに、7月からの来期適用勝率6.76は参戦メンバートップと期待を十分に持てます。
ただ、『勝ちっぷりも負けっぷりもいい』タイプであることを念頭においておきたいものです。

このふたりを追うのが渡辺真至選手。今年は1月に下関で、また3月に常滑で優勝しており堅調。3期連続A1も決めています。沈着冷静な判断と的確なさばきはベテランに域に達しつつある証拠。ぶれのない競走で安定して連に絡んできます。3連対率70.5%はぜひ記憶にとどめておきたいところです。

そのほか…
2月16日に平和島でインからトップスタートを決めて優勝。7月からの2020年後期はA1復帰を決めている宇佐美淳選手

浜名湖Vは2001年・2002年・2006年・2011年の4回。浮き沈みのないレースぶりでファンの信頼を集める都築正治選手

ペラのカタチだけでなく流体力学的なことを考えながら試行錯誤を繰り返すチャレンジャー・星栄爾選手

一般戦中心ながら、常にシリーズの中核となってきた埼玉の有力株。現在B1級ながら、来期A1に復帰する石塚久也選手など多士済々です。

6月11日(木)から5日間開催の『体感型動物園iZooカップ』にご期待ください。
(文中データは6月3日時点のものです)