BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:磯部誠
    4586
    磯部誠
    /愛知
  • 画像:権藤俊光
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    権藤俊光
    /大阪
  • 画像:内堀学
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    内堀学
    /東京

主戦は浜名湖MB大賞Vの磯部誠!

『中日新聞東海本社杯』は4月25日(土)から29日(水)までの開催。勝負の厳しさを体現する好メンバー揃いです。その中心は、20代後半から30代前半の磯部誠・権藤俊光・内堀学の3選手。実力だけでなく勢いもあります。

優勝候補筆頭の磯部誠選手は昨年9月の浜名湖GⅡモーターボート大賞で優勝。インに構えた深谷知博選手を2コースから差して記念初タイトルを手にしました。そして、それがバースデーVという快挙。「先輩方に良くしていただいたおかげで今があります」と表彰式で真摯に語ったのが印象的でした。ブレのない早いスタートを武器に、コース不問で戦います。主戦としての信頼度は抜群でしょう。

また、着々と成績を伸ばしているのが権藤俊光選手。2014年の11月以来、優出16回で優勝はないものの近況勝率7.25。これは自身最高であり、参戦メンバートップです。つまり、浜名湖を水神祭の水面としておかしくない現状です。
オートバイの全日本選手権だけでなく、海外のチームとプロ契約を結び活躍していた権藤俊光の素地が花開いてきたといってもいいでしょう。センター戦、特に4コースが強いことはぜひ覚えておきたいものです。

さらに2期ぶりにA1復帰を決定的にしている内堀学選手にも注目が集まります。その戦法は『果敢なまくり』。3コースから5コースまで、イケると踏んだら迷いなく勝負に出ます。その証左が11月以降の勝率7.06。1着率はなんと35%に及びます。中穴狙いのアタマ勝負に欠かせません。

そのほか…
先の徳山で、2014年常滑の正月レース以来自身2回目の優勝。緊張感を克服し、ステージアップした中山雄太選手

果てしないグランプリレーサーの底力が発揮されるとき、すべてのライバルを圧倒することは間違いない田中信一郎選手

浜名湖は周年記念と地区戦で優勝など、相性抜群のベテラン新美恵一選手

派手さはないものの、レースの巧さは秀逸。いつのまにか連に絡んでくる石塚久也選手

さらに、今年優勝歴のある矢後剛選手・間嶋仁志選手・吉田宗弘選手・西舘健選手など本当に粒揃いのシリーズです。

4月25日(土)から29日(水)まで開催の『中日新聞東海本社杯』にどうぞご期待ください。
(文中データは4月20日時点のものです)