BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:永井彪也
    4688
    永井彪也
    /東京
  • 画像:谷野錬志
    4342
    谷野錬志
    /静岡
  • 画像:深川真二
    3623
    深川真二
    /佐賀

激戦必至! 7日間のスーパーロングランシリーズ開催!!

年度をまたぐ『BTS富士おやま5周年記念』は3月28日(土)から4月3日(金)までの開催。7日間のこの長丁場をリードするのは、永井彪也・谷野錬志・深川真二に山本寛久の4選手。優勝戦線を形づくることでしょう。

その中心・永井彪也選手は今年早くもV2。1月6日の江戸川を皮きりに3月9日の多摩川ルーキーシリーズを取り、今もっとも勢いがあります。
イケメンであることは言うに及ばず、周囲への真摯な姿勢やレースぶりが光るからこその人気。何でも易々とこなしてしまうように見えますが、実は『強固な意志』の持ち主です。
ボートレーサー養成所の受験は5回。6コースで通した養成時代の胆力が花開いたと言ってもいいでしょう。広い浜名湖水面を若々しく滑走します。

また、谷野錬志選手の安定感は地元ファンであれば誰もが知るところ。かつての脆さは完全になりをひそめ、季節・コース・モーター素性・相手に関係なく『自分のレース』ができるようになっています。その『自分のレース』とは『攻め過ぎない攻め』。計算に裏打ちされた抜け目ない戦法で混戦を抜け出してきます。当シリーズの地元大看板として戦い切ることでしょう。

そして、ボートレーサー1600人中、ひときわ異彩を放つ個性派が深川真二選手。イン戦や2コース戦は言うに及ばず。特質すべきは深川選手の3コースです。ほぼ全速で強烈な旋回を披露してくるだけに、スタート展示をみて本番3コースが想定されたら、4コース・5コース選手の連絡みを考えておきたいものです。

そして最後に山本寛久選手。かつては『舟足一本!』の調整でしたが、年齢とともに変化が加わり、現在は「乗り味重視」と本人も言います。昨年11月以降の勝率も7.51。7.54で参戦トップの深川真二選手に次ぐ成績をマークしています。
果断な攻めばかりでなく、際どい位置取りから相手の動きを制してのさばきあげが現在の持ち味。「乗り心地がいい」という声が出ていたら要チェックです。

このほか…
数々の予選突破を果たしながら、なかなか優勝までたどり着けなかった近況を打破。2月初旬に児島で優勝した本多宏和選手

1月に平和島で優勝するなど近況は堅調。11月以降6.79の勝率をマークしている北村征嗣選手など多士済々です。

『BTS富士おやま5周年記念』は3月28日(土)から4月3日(金)までの開催。ご期待ください。
(文中データは3月24日時点のものです)