BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:山崎昭生
    3064
    山崎昭生
    /香川
  • 画像:北川幸典
    3054
    北川幸典
    /広島
  • 画像:古場輝義
    3161
    古場輝義
    /大阪

ディフェンディングチャンピオン山崎昭生が主戦!

オールB級シリーズも第2弾。『第2回B級名人大集合 ファイティングカップ』は3月12日から16日の開催です。昨年3月4日の同シリーズから丸一年。往年の名レーサーが再び浜名湖に大集結します。

主戦は、ディフェンディングチャンピオンの山崎昭生選手。4コースから09のトップスタートで他艇を圧倒してのまくりさく裂、自身54回目の優勝を飾ったのが前回大会。昨年11月に還暦を迎えましたが、まだまだ意気軒高。現勝率5.34は参戦メンバートップです。
「60歳を過ぎて気持ちが楽になった…」と語る四国の大黒柱は、昨2019年に浜名湖を含めV2。牽引引役としての期待感は増すばかりです。

これに次ぐのが、昨11月以降『完全な2着型』に変化している古場輝義選手。2着率は28%となっています(1着率と3着率はともに16%)。
ブレのないスタートと的確な調整力を武器に戦う古場選手は、2018年2月に浜名湖で優勝を飾っているなど活躍が期待できます。

さらに、力量で勝る北川幸典選手もシリーズの主軸候補。重量級ながらレースに迫力があります。その源泉はSG戦線で鍛えてきたスタート力。行けるとみれば敢然とスリットに飛び込んできます。握りマイができるだけに展開をつくることが多く、波乱を引き起こす原動力に…。近況勝率6.02は参戦トップのデータであることを覚えておきたいものです。

さらに、『オールB級東海地区選手権 BTS焼津1周年記念』にも参戦した高塚清一選手にも大注目。プロ生活54年の蓄積は見る者に感動を与えるだけでなく、舟券的にも貢献してくれます。

そのほか…
現在出走回数の関係でB2ながら力量は参戦メンバー上位。枠番に関係なくスピード戦でレースに動きをつける滝沢芳行選手

ダッシュ戦になったら豹変。特にカドから一気に攻め切るスタイルで周りをアッと言わせる地元の野中義生選手

近況36.5%の2連対率をマークするなど、復調の兆しがはっきりレースに出ている渡邊哲也選手

65歳とは思えない若々しいスタイルとレース展開力を誇る群馬の藤井定美選手など、ベテランの存在感に限りはありません。

3月12日(木)から16日(月)開催の『第2回B級名人大集合 ファイティングカップ』にご期待ください。
(文中のデータは3月7日時点のものです)