BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:深谷知博
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    深谷知博
    /静岡
  • 画像:三井所尊春
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    三井所尊春
    /佐賀
  • 画像:今村豊
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    今村豊
    /山口

GⅠ浜名湖賞を取った深谷知博選手が絶対軸!

浜名湖に春の到来を告げる『マクール杯』は3月5日(木)から8日(日)までの4日間開催。短期決戦ながらメンバーが濃い男女混合戦です。

その中心は何と言っても深谷知博選手。この2月、浜名湖賞開設66周年記念を制し、2014年の浜名湖賞に続きGⅠ二つ目のタイトルを手に入れました。
かつて、『深谷は差し』と見る向きも多かったのも事実ですが、まくり差しもまくりもあるのが近況。果敢に攻めるレースの背景にはブレないスタート力が存在しています。
研究熱心でストイックな『浜名湖の次なる顔』がシリーズを席捲するでしょう。

このダントツ『ワントップ』を追う筆頭は、三井所尊春選手。ボートレース界きっての『調整名人』です。その手にかかれば行き足を中心に伸びが別次元になることしばしば。この10ケ月ほどの1着率32.9%が勝ちっぷりを物語っています。加えて浜名湖は過去V5。大得意としているだけに活躍必至とみて間違いありません。

そして今村豊選手。ミスターボートレースは今や「レジェンド」。遠い過去のことながら、浜名湖は1984年のSGオールスターと1992年のSGメモリアルを制している思い出の水面。今年は1月末に鳴門で優勝を飾るなど、その存在感にかげりなし。「大きな目標はない。どんなレースも、目の前の戦いに向き合っていくだけ…」と語るように一戦入魂で臨んでくれることでしょう。

その他…
近況は持ち前の先頭ゴールを取りにいく姿勢が結果に結びついている印象。参戦女子の中核として期待される地元の池田浩美選手

新期対象期間に入ってのこの4ケ月の1着率がなんと40.0%。コース不問で圧倒的な強さを誇る福岡の中辻崇人選手

その作戦行動は幅が広く、時に奇想天外。ボートレース推理の魅力を一身に体現している岡山の山室展弘選手

記念戦線ではシリーズのアクセントになり、また一般戦ともなると、堅実にさばきあげ連に絡んでるオールラウンダー・藤岡俊介選手

池田浩美選手と並んで、静岡支部の華として注目を集める山下友貴選手と森下愛梨選手など、実に多彩です。

3月5日(木)から8日(日)までの『マクール杯』にご期待ください。

(文中のデータは2月27日時点のものです)