BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:佐々木康幸
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    佐々木康幸
    /静岡
  • 画像:杉山貴博
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    杉山貴博
    /東京
  • 画像:古川誠之
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    古川誠之
    /愛知

地元の佐々木康幸が絶対軸のシリーズ!

「デイリースポーツ杯」は6月15日(土)から18日(火)までの男女混合戦。ショートシリーズらしい緊張感あふれる戦いが演じられそうです。

その中心は地元の雄・佐々木康幸選手。圧倒的な期待を背負い優勝を目指します。
やや記念戦線から遠ざかっている佐々木選手ながら、昨年はV4。今年は粒ぞろいの浜名湖正月レースで優勝を飾りました。表彰の席上「もう一度、SGの舞台に立ちたい!」と素直に現在の目標を表明。ファンはこれを支持する大きな拍手を送りました。浜名湖11回目の栄冠によってパワー倍増となることでしょう。

この佐々木選手を追う遠征勢からは、杉山貴博・明石正之・塩田北斗・古川誠之の4選手をピックアップ。推奨します。

杉山貴博選手は、参戦メンバーの中で2019年後期適用勝率ナンバーワンの6.91。さらに1着回数が2着と3着合計よりも多い完全1着タイプ(1着41回、2着18回、3着16回)です。1着率38.0%。と圧倒的な強さを誇る存在です。

また、直線的なレースでファンを魅了してきた明石正之選手の近況の魅力は安定感。その3連対率は70%に及びます。マスターズ世代となって新境地に入った感があり、混戦のさばきはまさにベテランのそれにほかなりません。

そして、鬼気迫る集中力をみせる塩田北斗選手からは目が離せません。V4とした昨年同様奮闘を重ね、5月末の宮島で2019年初V。いよいよこれから加速です。
外連味のない真の勝負師の戦いこそ観るに値します。

そして、今年2月浜名湖の「マンスリー BOAT RACE 杯」でインから逃げて優勝した古川誠之選手も俄然注目。あのシリーズの優勝戦で相まみえた杉山貴博選手(優勝戦6着)と再びしのぎを削り合う可能性も小さくありません。

そのほか女性レーサーでは、さばきが確かで男性顔負けの渡邉優美選手(A2)が筆頭ながら、忘れてはならないのがベテラン力。1着量産とはいきませんが、2着・3着が圧倒的に多い田村美和選手の絡みを念頭においておくべき。4月の平和島レディースカップでは11戦して10回の2着&3着入着を果たすなど、貢献度は抜群です。
さらに、地元浜名湖で豊富な練習を積んでいる森下愛梨選手や柴田百恵選手にも期待が集まります。

6月15日(土)から18日(火)までの開催「デイリースポーツ杯」にどうぞご期待ください。