BOATRACE 浜名湖

レース展望

荻野滋夫のレース展望

BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 画像:深川真二
    3623
    深川真二
    /佐賀
  • 画像:林美憲
    3743
    林美憲
    /徳島
  • 画像:下條雄太郎
    4352
    下條雄太郎
    /長崎

実力派が多数集結する注目のシリーズ!

浜名湖恒例の『中日スポーツ シルバーカップ』は6月4日(火)から9日(日)までの6日間開催。個性あふれる強力メンバーが集結します。

その中心は、深川真二・林美憲・白水勝也・石塚久也・下條雄太郎・近江翔吾の6選手。いずれも優勝候補にほかなりません。

中でも深川真二選手は今年早くもV3。来期適用勝率7.82と飛ばしに飛ばしており絶対的な中心軸です。果敢なコース取りは言うに及ばず、3コースに入れば問答無用の強ツケマイを繰り出すことも…。男気あふれる勝負師の姿を堪能できる浜名湖水面。2018年10月以来の浜名湖5回目の優勝は遠くありません。

また、林美憲選手も近況堅調。鳴門(3月)・平和島(5月)の優勝が示すように結果を出しています。鋭発で的確なスタート力を駆使してレースの主導権を握るタイプゆえ、波乱さえ演出します。外枠の時には内コースを狙うことが多いだけに、スタート展示から目が離せません。

現在、A2にランク落ちしている下條雄太郎選手は7月以降の適用勝率6.75でA1復帰を決めています。柔らかなハンドルワークとレバー操作をバックボーンに、スピードを落とさずスキなく旋回するシーンが期待できます。浜名湖初Vに挑戦するシリーズとなります。

さらに、近況3連対率80.5%という驚異的な数字を誇る白水勝也選手は強引なレースをしない自在派。ムリのない競走だからこそ流れに沿って展開をとらえてきます。勝ち切るのが難しいと判断したら、そのさばきに注目して2着・3着受けは必須です。

そのほか、あまり目立つわけではないものの、実力派の石塚久也選手も優勝候補。今年はここまでV2と静かに舟券に貢献している『シリーズの助演』の存在感は秀逸です。

そして、香川の新星ともいえる近江翔吾選手にも大注目。昨年、記念戦線を多数経験することで意識が変わり躍進中。今年は丸亀ルーキーシリーズ(3月)と下関一般戦(3月)を獲っています。コース不問のオールマイティなレースは『破壊力』というよりも『安定性』に魅力があります。

そのほか…
5月13日に戸田で優勝し、勢いに乗って浜名湖V2に挑戦したい山崎哲司選手

近況の不調から脱却、来期勝率6.65でA1に復帰する関西の自在派・繁野谷圭介選手

SGタイトルホルダー野澤大二選手などメンバーは多彩です。

6月4日(火)から9日(日)まで開催の『中日スポーツ シルバーカップ』にご期待ください。