レース展望

萩野滋夫のレース展望
  • BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
    幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
    選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 2020年10月9日(金)・10日(土)・11日(日)・12日(月)・13日(火)・14日(水)
  • G3 マスターズリーグ第7戦 ニッカン・コム杯

    • 金子良昭
    • 3156
    • 金子良昭 /静岡
    • 平尾崇典
    • 3822
    • 平尾崇典 /岡山
    • 服部幸男
    • 3422
    • 服部幸男 /静岡

歴戦の雄が浜名湖に集結! ベテランの戦いは激戦必至!!

マスターズリーグ第7戦 ニッカン・コム杯は10月9日(金)から14日(水)までの6日間開催。45歳以上のベテランが集う注目のシリーズです。

歴戦の雄が勢揃いするため優劣つけがたいところですが、注目一番手は、今年7月に開催された津のマスターズリーグで優勝している金子良昭選手でしょう。
2014年の第15回マスターズチャンピオン(からつ)の覇者でもあるベテランは、息子・萌選手とともに今期A1に昇格。親子で切磋琢磨できる幸せを感じたことでしょう。
それはとりもなおさず、今なお衰えをみせない敢闘精神の表れ。2009年以来の浜名湖通算16回目の優勝にまい進するはずです。

この金子選手の一番のライバルになりそうなのが岡山の平尾崇典選手。参戦メンバー中トップの期間勝率7.37をマークしています。
先のGⅠ児島キングカップは地元ながらモーター劣勢で苦戦を強いられましたが、行き足を仕上げ連戦連勝を決めてくるのも平尾選手。過去V2と相性のいい浜名湖で活躍する可能性は小さくありません。

そして、5月以降まだ34走しかしていないものの、やはり存在感光る服部幸男選手が気になります。現在、5月以降の期間勝率が5.91と低迷していますが、地元戦ともなれば関係ないはず。期末10月に残された浜名湖マスターズリーグと10月27日からの唐津マスターズリーグの2節に持ちうるすべてを注いでくることでしょう。

そのほか…
ボートレース界を代表する大ベテランは、心底ボートレースを愛する巨星。後輩たちからも敬愛される高塚清一選手

5月以降7.17と平尾崇典選手に次ぐ勝率をマーク。イン志向のコース取りにファンの信任も厚い今村暢孝選手

記念戦線のあっ旋がやや減ってはいるものの、実力は記念級。型がなく変幻自在な戦法が魅力の安田政彦選手

福岡マスターズチャンピオン優勝は2年半前のこと。経験値を活かした深みある戦法でライバルを抜き去る渡邉英児選手

関東の雄として外連味ない競走でオールドファンを魅了してやまない渡邉睦広選手

さらに、実力上位組として期待される吉田一郎・柏野幸二・新美恵一・福田雅一の各選手など、メンバーは実に多彩です。

10月9日(金)から14日(水)まで開催される『マスターズリーグ第7戦 ニッカン・コム杯』にどうぞご期待ください。
(文中データは10月4日時点のものです)

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