レース展望

萩野滋夫のレース展望
  • BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
    幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
    選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 2020年9月19日(土)・20日(日)・21日(月)・22日(火)・23日(水)
  • 一般 スポーツニッポン菊花杯

    • 前本泰和
    • 3573
    • 前本泰和 /広島
    • 河村了
    • 4308
    • 河村了 /愛知
    • 島村隆幸
    • 4685
    • 島村隆幸 /徳島

今年V6で圧倒的な強さを誇る前本泰和が中心!

スポーツニッポン菊花杯は9月19日(土)から23日(水)までの5日間開催。4連休を満喫できるシリーズです。

その絶対的中心は前本泰和選手。下関(1月)、宮島(3月)、戸田モーターボート大賞(4月)、三国(4月)、若松(6月)、下関(8月)と、今年ここまでV6と活躍。さらに5月以降の勝率を7.87とするなど、勢いに乗っています。
デビューして四半世紀余り、118回の優勝を誇る前本選手はV5以上の年が今年を含め13回。ただ、それほどの強さを誇りながら浜名湖はV1止まりです。2010年以来10年ぶりの優勝に期待がかかるのは当然でしょう。

この前本選手を追うのが河村了&島村隆幸&長田頼宗の3選手。優勝争いに加わってくることでしょう。

中でも、今年5月の丸亀『G2まるがめMB大賞 京極の乱〜全国支部合戦〜』で4コースからまくりを決め記念初Vを飾った河村了選手に大注目。というのも、この優勝戦の1号艇が前本泰和選手だったからです。前本VS河村の構図でシリーズを見るのも一興でしょう。

また、今年は鳴門(1月)、丸亀(5月)、宮島(5月)、蒲郡(9月)で優勝している島村隆幸選手も流れをつかんでいます。
特に、今月6日の蒲郡Vは三嶌選手の攻勢を受けとめたもの。優勝インタビューの際、母校(高知県立高知南高校)の先輩歌手・岡本真夜さんの『TOMORROW』のフレーズを自ら歌うなど楽しい人柄が魅力でもあります。

そして、長田頼宗選手にも注目。関東の正統派代表です。
今年は多摩川の正月レース以降、しばらく栄冠から遠ざかっていましたが、直前の9月10日の三国で圧倒的な強さをみせて優勝しています。
自らの持ち味を知り、相手を研究するだけでなく、モーター整備や調整面への探求心が旺盛でバランスがとれた一線級選手であることはいうに及びません。浜名湖初Vに期待がかかります。

このほか…
今年5月のびわこで自身2回目の優勝を成し遂げ、飛躍のきっかけをつかんでいる静岡の次なる一等星・板橋侑我選手

5月以降の勝率は6.21ながら、今年は尼崎、三国、下関でVと堅実に結果を残している石田政吾選手

大坂の代表選手としての自覚がもたらす誠心誠意の走りがファンの共感を呼ぶ原田秀弥選手

地元のベテラン渡邉英児選手など多士済々です。

9月19日(土)から23日(水)までのスポーツニッポン菊花杯にご期待ください。
(文中データは9月11日時点のものです)

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