レース展望

萩野滋夫のレース展望
  • BOAT RACE浜名湖がある湖西市新居町がJLCアナウンサー・荻野滋夫のふるさと。
    幼いころから感じていたレーサーへの憧れが、ボートレースへの情熱の源です。
    選手の近況成績やリズムだけでなく、個性や人柄を交えてお送りする『シリーズのプロローグ』は情報多彩で情緒満点。レースイメージの翼を広げるためのお供にどうぞ。

  • 2020年9月8日(火)・9日(水)・10日(木)・11日(金)・12日(土)・13日(日)
  • 一般 ヴィーナスシリーズ第12戦 マンスリーボートレース杯

    • 平高奈菜
    • 4450
    • 平高奈菜 /香川
    • 土屋南
    • 4964
    • 土屋南 /岡山
    • 松本晶恵
    • 4399
    • 松本晶恵 /群馬

SGメモリアル参戦の平高奈菜にライバルが挑む!

ヴィーナスシリーズ第12戦『マンスリーボートレース杯』は9月8日(火)から13日(日)までの6日間開催。昨年度から『OG(ヴィーナスシリーズ卒業者)枠』が設けられ、戦いはより厳しさを増しています。
さらに、今年度からは24場全場開催。つまり、今回の浜名湖が折り返し地点となります。

今年度のヴィーナスシリーズのスタートは4月7日からの福岡(優勝は平山智加選手)。当節参戦メンバーの中では佐々木裕美選手(7月丸亀の第8戦・イン逃げ)と土屋南選手(7月住之江の第9戦・4コースまくり)に優勝歴があります。

中でもOG枠としての参戦する佐々木裕美選手は経験豊富。「自分でこの仕事を選んだのだから、やりがいを感じ求めていきたい」という言葉に愛と勇気を感じます。ちなみに浜名湖は過去V2と実績十分です。

一方の土屋南選手は日ごろの練習成果が結実している23歳です。先輩レーサーや関係者が環境を整えるだけでなく、一緒になって取り組んできたプロセスを糧に、一気にステージアップするチャンスといえます。

優勝候補はこの両者のほかに、松本晶恵選手や平高奈菜選手・細川裕子選手・廣中智紗衣選手・池田浩美選手・三浦永理選手などでしょう。

松本晶恵選手は、今年3月の蒲郡と7月の桐生のオールレディースを制しておりV2。近況勝率も6.93と堅調です。
優出歴こそあれ優勝のない浜名湖で今年3回目の栄冠を取りにいきます。

また、6月23日に下関のレースで腕を骨折した平高奈菜選手は、SGボートレースメモリアル(下関)に参戦。元気のいい姿を見せました。
今年は1月の宮島W優勝を皮切りに、4月のからつオールレディース・5月の丸亀一般戦で優勝。7.31という高い勝率に凄みがあります。

そして、地元で注目される池田浩美選手は近況6.45の勝率をマーク。加えて8月、蒲郡のW優勝戦で勝っているなど勢いがあります。
3年4ケ月ぶりの浜名湖での栄冠に期待が集まります。

むろん、復帰後、復調傾向にある三浦永理選手や堅実に戦う山下友貴選手、それに自主訓練の成果が著しい森下愛梨&柴田百恵の若手2選手も言うまでもありません。水面を熟知している有利さを結果に結びつけてくることでしょう。

9月8日(火)から13日(日)まで6日間開催されるヴィーナスシリーズ第12戦『マンスリーボートレース杯』にどうぞご期待ください。
(文中データは8月30日現在のものです)

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